ドーベン・ウルフ Ver・MOKA
ども!全力最大可動時間6時間のMOKAです。
えっ?なんの事かって?足の痛みを抑える為の鎮痛剤の効果時間の事ですよ。
最近はすっかりこれにお世話になってまして、薬が切れると右足が痛くてちゃんと
歩けない状態なので全力で動けるのは薬が効いてる6時間の間って事です。
(これでもデルフィングよりは長く動けるぞ!)
まぁ、全力で動く事なんて仕事中位なんですけどね・・・・・
とまぁ、そんな話はどうでもいいとして、かな~りの長期間に渡り制作してました
ドーベン・ウルフなんだけど、なんとか完成しました!
本当は「旧コン4」参加を目指して制作してたんだけど結局締切りを1ヶ月以上オーバー
しての完成となってしまった・・・・・(どうよ、この無計画さ)
今回は旧キットベースによるミキシング・ビルドという事で制作したんだけど結局ZZの
パーツ取りみたいな方法になったのでミキシングといえるかどうかは疑問。
「旧キットを最近のキットと同程度にまで昇華させる」というコンセプトでやってるので
いつものようなスクラッチによるオリジナルパーツの追加は今回はやってません。
まぁ、細かい部分なんかはスクラッチを入れてますが・・・・・・
この辺りの事は過去記事の製作記事を御覧になって頂ければ分かると思いますので
今回は改造箇所なんかの解説は省かしてもらっちゃう。
(改造箇所が多いので記事が、かなり長くなると思うから・・・・・)
では、「ドーベン・ウルフVer・MOKA」どうぞ!
どうかなぁ、なんとなくHGクラスのキットに見えるかなぁ。
もしそう見えると思って頂けるなら幸いなんだけど・・・・・
いつもは1/144サイズのキットにはデカールは貼らないんだけど今回は機体が
大型なので貼ってみたけど手持ちのデカールではやっぱ少し大きかったですね。
なので枚数も少なめにしてます。
全体のバランスを修正してキットよりもスマートな感じに仕上げてますから人によっては
「ドーベンらしくない」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが「カッコイイ機体」という
のが私の作品の根底にあるコンセプトなんで御理解して下さいませ。
足首の接続位置をキットよりも少し後方に移動させてます。
これはキットの接続位置だと少し前過ぎて気に入らなかった為でして、同様の理由
で首と肩そして腰の接続位置も僅かに後方に移動させてます。
このキット、なぜか首から腰にかけてのラインが異様に前よりなんですよねぇ。
(多分立たせる為のバランス調整の為かな)
これはどう見てもヘンなので首から足首にかけてのラインが繋がるようにした訳です。
そしてこちらはメガ・ランチャーの画像。
製作記事でも触れたように変形機能はオミットしてキットよりも長くしてあります。
パイポットは可動するようにしてたんだけど接続部のパーツが小さくて強度不足だった
ようでして・・・・動かしてると「ポキッ」と折れちゃいました。
なので固定してしまってます。(やっぱ細かい工作は苦手だわ・・・)
大型センサーの部分は最初は市販のHアイズを使用しようと思ってたけどレンズ面の
厚みがほしかったので薄青のアクリル板を加工してラピーテープと組み合わせと使用。
どうでしょ?結構い感じだと思うんだけど・・・・・ダメ?
でっ、これを装備させてキットのインストに描いてあったイラストのポーズでパシャッ!
こっちがそのイラスト。
なんとなくそれっぽい雰囲気は出てるかな?
そして足首とバインダー裏、顎の拡大写真。
ホコリが目立つとかの無粋なツッコミは無しという事で・・・・・
まぁ、特に紹介する所でもないんだけどなんとなく拡大写真がほしかったので・・・・・
あっ、顎の部分の動力チューブなんですけど1.5㎜のスプリングを使用してますが
内部に赤いカラー針金を入れて内部に何か通ってるような感じにしてみました。
湾曲部からチラッと見えるのが結構お気に入りだったりして・・・・
最後に塗装ですけど今回は軽めのグラデ塗装にしてますが・・・・・
皆さん、なにか違和感を感じませんでしたか?(ヘタクソな事とかは、おいといて・・)
分からない?では胸部の拡大写真で。
分かります?通常のグラデとは逆の配色になってるんです。
通常グラデをかける場合、エッジやラインにシャドーを残すような感じで中心に行く程
明るくなるようにグラデをかけますよね。
でも、これってヘンじゃね?と以前から気になってたんです。
曲面なら確かにそうなるけど平面だと周囲にシャドーなんて入らんと思うんだけど。
実際の車や建物なんかを想像してもらえれば分かると思うけどエッジ部はシャドー
ではなくて光の反射で一段明るい色になってるんですよねぇ。
なら、そういう風に塗装した方が自然な感じになるんじゃないかなぁ?と思って今回
それを試してみたという訳です。
実はこの方法、以前みりんさんとお会いした時に食事をしながらチョロっと話をしてた
事があるんだけど「逆に変にならん?」という話もあり、私も自信は無かったので
そのままやらずに封印していた方法なんですけど思い切ってやっちゃいました!
あまりこういう表現方法って見かけないんだけど、私が知らないだけでやってる方は
フツーにやってるのかも知れませんけどね。
方法としては下地に本来の色より明るい色を塗り、その後エッジを少し残すように
通常のグラデ塗装と同じように色をのせていきます。
(暗→明ではなくて明→暗という風に全く逆の方法)
この時、下地の色を残すのはエッジやC面だけにしておく事!
通常のグラデのようにラインまで残すと、かえって変な感じになっちゃいます。
そして、このままだと立体感がイマイチ出ないのでエッジに軽くドライブラシをかけて
面とエッジを明確にしてやって完成という訳。
(こちらも、やり過ぎるとウェザリングになっちゃうので要注意)
という風な事に今回挑戦してみたんだけど、どうでしょう?
個人的には思ってるような自然な感じが出て結構いいと思ってるんだけどなぁ・・・・・
もう少し腕があればより自然になるかも・・・・(これが一番問題だ!)
塗装レシピです。
本体(緑) 下 地 若草色
上懸け モウルグリーン+ルマングリーン+スカイブルー
ドライ コックピット色
本体(黒) 下 地 忘れた・・・なんかグレー系を混ぜた物+ブラック
上掛け ウィノーブラック
ドライ ダークグレー
赤 下 地 ピンク
上掛け ガンダムカラー・レッド5
ドライ ハルレッド+ホワイト
フレーム 下 地 なし
上掛け 黒鉄色+ブラック
ドライ フラットアルミ
メガランチャー 下 地 ガンクローム
上掛け ブラック+インディブルー
ドライ フラットアルミ
バーニア類 下 地 ブラック
上掛け スーパーファインシルバー
内部のみスモークグレーを薄く吹きつけ
仕上げはフレーム関係はグロス、装甲関係はツヤ消しよりの半光沢でコート。
バーニアやノズル関係にウェザリングマスターの「赤焼け」をチョイチョイ、でっ終わり!
という事で、製作期間の割りに大した物は出来なかったけど、いかがでした?
それにしても、我ながらよくも途中放棄せんと完成までこぎつけたもんだと感心する。
私も結構忍耐強くなってきたって事なんか?
まぁ、作ってるのが自分の好きな機体だった事も関係してるんだろうけどね。
作品の方は今晩にでもAVIX西店の方に展示させて頂こうと思ってます。
まぁ、実際見てみると印象が変わる(いろんな意味で)と思いますので
もし見られる場合にはあまりガン見とかはしないで下さいね。
今回の反省点!
「パーツを接着する前にはハメ合わせ位置をシッカリと確認してからやれ!」
では、今回はこの辺で!
次回作は・・・・・なんにしようかなぁ・・・死神?ゴーレム?萌え系か?
ここんとこ作りたいキットが急に多くなって迷ってしまう・・・・・
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コメント
こんばんは、MOKAさん。
完成お疲れ様でした。凄くカッコイイですね!!
体の方は、気を付けてこれからも頑張って欲しい
と思います。実はGさんも先週、遂に体の方が大破
しまして、接骨院に通っている日々です・・・・。
2年に一度か二度は腰痛や今回は背中が痛くなって・・
・・・・(-_-;)汗。
と模型の事とは、話がずれてしまいましたが・・・。
MOKAさんのレベルは、もはやプロそのもののレベルですね!!次回作はデルフィングにして欲しいなぁと思います。MOKAさんなら第3形態も余裕かと!!デスサイズも見て見たいですね!!
では、これからも頑張って下さい!!Gさんもボチボチですが、がんばりますぅ。
投稿: Gです。 | 2011年6月19日 (日) 19時13分
なんとか及第点を頂けたようで幸いです。
少しヒーロー体型にしたのでドーベンらしくない面もあると思いますが私の作風はそういった形という事ですので。
なんか凄い賛辞をもらってしまい凄く恐縮です。
プロには程遠いと思いますが少しでもいい作品(自分で納得出切る作品)が作れるように精進しますね!
次回作は何にするか現在思案中でしてデル公作るなら第三形態にしたいんだけど資料が少なくて・・・・・
まぁ、なんにしても本格製作の前に気軽に何かを作ると思いますのでそれからって事になるかも。
Gさんの新作、拝見出来るのを楽しみにしてますよ。
お互い体には無理しないようにしましょうね。
投稿: MOKA | 2011年6月20日 (月) 21時08分
お久し振りです。みりんです。
ドーベンおつでした。
シッカリ覗いておりました…
今回はMOKAテイストは抑え気味な感じは製作中からしてましたけど、細かい部分の気遣いはいつも以上な様にも感じてました。いつもよりシンドかったのでは・・・?
グラデの件ですが本来の考え方は今回もMOKAさんの考え方でOKだと思います。
本当はエッジの方が明るいです。
エッジが濃い方がいいと思えるのはMAX塗りの影響が大きいでしょう。他ジャンルでもエッジを濃くする事もあります。模型的には見栄は良いとも言えると思います。
結局グラデってリアル追求の他にも見栄や情報量UPの為など色々目的があるので作品ごとに狙いが明確なら良いんじゃ無いでしょうか。
ところで今回パネルラインに対して塗装はどう対処しました?
投稿: みりん | 2011年6月22日 (水) 01時13分
こんにちは。
完成おめでとうございます!楽しみにしてました!
ドーベン、どっしり感もあってすごくかっこいいです!
細かく入ったディティールのゴチャゴチャ感も好きです。
センサー部のアクリル版表現すごくいいですね!
透明感のある薄青がすごく綺麗だし、この厚みが何ともいえない(笑)
Hアイズ貼るよりは私もこっちの方が好みです。
グラデのエッジを薄く塗るのは、誰だったかプロモデラーさん(けっこう昔の人かな~)が
やられていたように思います。旦那がお気に入りのプロモデラーさんだったような・・・。
作例も紙面で見たことがあります。
ドライブラシの時エッジは明るくって習ったので、本来はそうなんですよね~。
エッジが黒い方が線がハッキリするとか重量感が出るような気がしてどうしてもそっちで
塗ってしまいますが、こうしてみるとエッジが薄い方がより自然に見えますね!
待った甲斐があったと思える完成品で、見れてよかったです!
投稿: はるか | 2011年6月22日 (水) 14時16分
完成おめでとうございます。
自分も好きなMSなので、とても楽しみにしていましたが、
期待以上でした。
元のキットの体型など良いところはそのままに、
シャープなのにどっしりしているこのMSの魅力が、
さらに強調されてます。
肩のアレンジも、全体にマッチしていると思います。
武器のセンサー、きれいですね。やはりアクリルやと
普通のクリヤーパーツとは屈折率が違うからでしょうか?
福知山アビックスで現物を見られるのを楽しみにしています。
また店頭に置いてもらえるのはうれしいですね。
自分も先日、新作のGN-Xを置いてきました。
投稿: Q | 2011年6月23日 (木) 17時58分
>みりんさん
ども!お久し振りです。
覗いて頂いてたようでありがとうございます。
今回はいつものような大きな改造はやらずにチマチマとした事でキットの昇華を狙ってたのでこのような製作方法にしましたが、まぁ、シンドさはあんま変わらんかったかな?結局は切った貼ったの繰り返しですからね。
今回のグラデの塗装方法、意外と違和感無かったので状況に合わせて通常塗装と使い分けようと思ってます。
塗装のレパートリーが増えたのでやってみて良かったと思ってます。
パネルラインへの対処は特に考えずに塗装しましたよ。
下地色が出ないようにラインの内部までシッカリ上掛け色を入れるのとスミ入れする時の塗料濃度をいつもより濃い目にしてハッキリと色が出るようにした程度かなぁ・・・要はシャドーではなくスミの発色のみに頼るって事ですかね。
みりんさんもそろそろ復帰します?待ってますよ~♪
>はるかさん
やっと完成しましたよ。
「カッコイイ」と思って頂けたなら凄く嬉しいです。
なんせ私が作品作る時の一番の目標はそれなんですから。(まぁ、場合にもよりますけどね)
アクリル加工はたまにやるんですが、こういう所に使用すると妙にマッチしていい感じになるんですよねぇ。
次回作でも使用する予定ですが少し違った使い方をしたいと思ってるので現在方法を思案中です。
この塗装方法、やっぱやられてる方はいるんですね。
この方法だと自然な感じは表現できますが、重厚感というか立体感というか、そういった事を表現するのは、やっぱり通常のグラデの方が優れてるように感じます。
なのでTPOに合わせて使い分けようと考えてますよ。
表現方法がひとつ増えただけでもやった甲斐があった!
またコンペ開催される機会があれば今度は参加できるようにしたいと思ってますので是非!
>Qさん
大変長らくお待たせしてしまいましたが無事完成しました!
すごく恐縮してしまうようなお言葉ありがとうございます。
Qさんの期待に少しは応えられたようで安心しましたよ。(内心ドキドキでした)
久し振りの旧キット製作だったけど楽しめました。(旧キットを作ったといえるかどうか微妙だけど・・・・)
アクリルのセンサーですけど、プラとアクリルでは透明度や屈折率が結構違いますね。
プラだと厚みが増す程、透明度が低くなって濁ったようになりますがアクリルは有機ガラスなので厚みがあっても透明度が低下しませんからこういった使用方法が可能なんです。
(ちなみに塩ビはプラと同じように濁ります)
強度がある分、割れやすかったり接着しにくいとかで加工はやりにくいんだけど結構便利ですよ。
最近では健康上の問題で年々生産数が減っていってるようなのでそのうち無くなるんじゃないかなぁ・・・残念だけど。
AVIX西店に展示してあったGN-XやっぱりQさんの作品でしたか。
作風からなんとなくそうじゃないかなと思って見てました。凄く綺麗に仕上げられてますもんね。
またQさんの作品を実物で拝見出来るようになったのでこれから楽しみにしてますね。
投稿: MOKA | 2011年6月23日 (木) 22時18分
やっと、現物を拝見してきました。
やはりこの塗装はこのMSに似合いますね。
写真から感じたよりも一つ一つのパーツの大きさが
微妙に調整されていて、興味深かったです。
デルフィングも楽しみにしています。
投稿: Q | 2011年7月10日 (日) 17時09分
あら~見られちゃいましたか、お恥かしい。
塗装はオリジナルで!とも考えてたけど、やっぱイメージ的に緑と黒のツートンが好きだったのとドーベンは鋭角的な面構成なので今回のような塗装方法を選択したんです。
パーツに関しては全体的にバランスを変更しているので、それに合わせて各部のサイズや形状を調整してますが今回は異常に製作期間が長かったのでイメージを維持し続けるのが結構大変でしたよ。
デル公もなんか長くなりそうな雰囲気ですが気長にお付き合い下さい。
投稿: MOKA | 2011年7月10日 (日) 21時30分